映画「ボヘミアン・ラプソディ」

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ブライアン・メイがバッキンガム宮殿の屋上から「God Save the Queen」をレッド・スペシャルとコインで奏で、華々しくクイーン・エリザベスの戴冠50週年を祝ったシーンを思い出した。フレディはもう亡くなっていたが、個人的に一度だけ見たクイーンのコンサート、ロンドンのハイドパーク。ステージいっぱいになるほどの大勢のウエスト・エンドのミュージカル俳優達がクイーンのバンドと共演し、フレディ・マーキュリーそっくりで歌唱力もかなりの俳優が在りし日のクイーンを再現した。この映画のライブ・エイドで描かれたように、その時もポール・マッカートニーエルトン・ジョンロッド・スチュワートなど、実績ではクイーン以上の大物が揃う中、もっとも会場を興奮の渦にしたのがクイーンだった。
大物ミュージシャンやバンドの伝記映画は、どうしても監督の思い入れが強すぎるせいか、インタビュー中心やドキュメンタリー的に小難しい内容になってしまって地味になりがちなのだけど、今回のボヘミアン・ラプソディはクイーンの楽曲の良さと、主役フレディ・マーキュリーのパワーがそのまんま素直に出ていて、ベスト盤を聴いているようでエンターテイメント要素が高く、クイーンをあまり知らない人でも充分楽しめると思う。
クイーンは日本で初めて一般の女性に広く海外のロックを認知させ、クイーン自体も日本びいきのバンドでもあったし、この映画はこれからますます国内でヒットしそうな予感。

まぁ、個人的にはブライアン・メイが好きなので、実物よりちょっと軟派な感じのメイが逆に好感持てた。主役のフレディ・マーキュリー役が痩せて小柄だったので、マッチョなイメージのある本人と一番違和感あったかな(笑)あんな出っ歯だったっけw

ポール・マッカートニー 東京公演1日目 フレッシュンアップツアー

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ポールの2018フレッシュンアップジャパンツアー、東京ドーム一日目に行ってきた。昨年に続く来日公演。これほど頻繁に来日してくれると、さすがに最近は”最後の来日公演!”みたいな謳い文句は見られなくなった。

個人的には昨年のOne On Oneツアーは行ってないので、Out Thereツアー以来のポールのコンサートになる。

さすがに白髪が増え、声の衰えはたしかに感じるが、76歳にもなるのに相変わらず水を飲まず3時間ぶっ通しのパフォーマンスは圧巻だ。内容は昔からそれほど変わっていない。あの007のテーマでステージが爆発したり、ヘイ・ジュードで合唱したり、お決まりのシーンは多々ある。皆勤しているコアなファンにとってはもういいだろ!とマンネリを感じるがだろうが、毎回ドームの規模のキャパを埋めて老若男女に楽しんでもらうためには、往年のヒット曲のお決まりのパフォーマンスで構成しなきゃいけないのは仕方ないことかと。

今回は個人的にトランペットなど管楽器隊がフューチャーされていて、Letting Go(ワインカラーの少女)など楽曲に厚みが出て素晴らしかった。

最後に「また会いましょう」と言ってたのは、またこの先も来日公演があるということか。「90歳になってもステージに立っているよ」とポールは言うが、今現在は少なくとも気力は衰えていないようだ。

アンカー AC出力付ポータブル電源 ANKER PowerCore AC

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先日限定で発売されたアンカーのAC出力付きのポータブル電源をアマゾンで購入した。容量は22000mAh。先日同じくアマゾンでよく知らないブランドで、今回の倍ほどの容量のポータブル電源を購入したが、なぜかノートパソコンをACで繋げるとポータブル電源の電源が落ちるという不具合に見舞われ、返品となってしまった。

今回は容量は半分だが、名の知れたメーカー製。安定して使えている。

自分のPCはちょっと昔のThinkPad T440pというモデルで、モバイル用途ではなくやや電圧の高いCPUを搭載したパワー重視の据え置きノート。我が家にはこのPCしかない。最近持ち運んで出先で仕事する機会が増えたが、バッテリーが1時間ほどしか持たないほど劣化しており、純正バッテリーを買い足すか考えたが、やはりけっこう値段は高い。どうせならと、昨今の災害時のことなども考えて、容量の大きいポータブル電源を購入することにした。

先日も出先で繋げたが、約4時間使用してポータブル電源の残量LEDは4個中2つ点灯した(PCのバッテリーは1%も減らない)。なので、6時間以上は余裕で使用できそうだ。さすがにそこまで連続して仕事することはあまりないだろうから、自分の使い方では充分な容量だ。

これより容量の多くてお値段の安いポータブル電源は探せばたくさんあるけど、定評あるメーカーの製品でAC出力付きはありがたい。いざという時に何かと頼りになりそうだ。

ミッション・インポッシブル フォールアウト

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【ネタバレ無し】

上映時間の長さを感じさせないアクション満載で、ハラハラの連続。そして安心安定の結末。今回もインポッシブルなミッションを楽しませてもらった。回を重ねるにつれ、ベンジー役のサイモン・ペッグやルーサー役のビング・レイムスのメンバーの魅力もますます増している印象。そして今回も美しきスパイ、イルサ役のレベッカファーガソンの魅力的なこと。
トム・クルーズが元気なうちに、ぜひ英国の007ジェームス・ボンドと、米国MIのイーサン・ハントと共演するスピンオフ的な映画ができたらなんて思うのは僕だけじゃないだろうな。

ハン・ソロ

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ローグ・ワンに続くスターウォーズのスピンオフ映画の第二弾「ハン・ソロ」を見てきた。お先に公開された本国アメリカでは、いまいち興行成績が伸びず、スターウォーズ初の赤字?だの「スターウォーズ疲れ」なる言葉も出てきて、儲かるスターウォーズブランドのコンテンツもついに曲がり角にきたのかと何かと話題になっている。
個人的には今進行形の本作エピソード7~からの内容がどうも好きになれず、一方でローグ・ワンがすばらしい出来だったので、このスピンオフ映画第二弾、それもハン・ソロというある意味ジェダイ以上に魅力的なキャラのストーリーとあって、楽しみで仕方なかった。

ソロの生い立ち、チューバッカとの出会い、ミレニアム・ファルコン号をいかに手にしたか、ファンが気になっていた内容は全部明かされ、例によってあのキャラが登場したり、エピソード3のポッドレースのシーンで出た映画「ウィロー」の主人公役の俳優さんが再び登場したり、気づいた人はニヤリとする場面が多かったと思う。主人公を演じた若きソロ役もうまくやっと思うし、名優ウディ・ハレルソンも流石だった。そしてキーラ役の女性はなんと魅力的だったことか。ランド役はちょっとチャラ過ぎたかなw まぁ、とにかく全体的にすごく良く出来た映画だと思う。なにせ、監督はベテランのロン・ハワードだし、外れようが無いと思うが、米国でいまいち伸びなかったのは、あまり若者に受けなかったのかな。今の本作スターウォーズがなにせ良い意味でも悪い意味でも何かと物議を醸し出す大胆で派手な内容なので、初めて見る若者や新しいスターウォーズファンには良いかもしれないが、このハン・ソロは地味だったのかも。僕のような昔からのスターウォーズファンには安心して見れる内容だったな。

4代目ジムニー 20年ぶりのモデルチェンジ

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全世界が待ちに待った20年ぶりのジムニーモデルチェンジ。ランクルハイエース…世界で重宝される日本の名車はあれど、ジムニーほど世界で愛される日本が誇る名車は他に無い。この車が無いと死活問題になるほど重宝される生活の足の実用車として、大人が夢中になる最高のホビーとして。値段的に何倍も高価なメルセデスのGクラスより悪路走破性能が高いなんて、そりゃ世界に愛されるわけだ。
先代の丸くかわいいジムニーも最高だったが、先祖帰りしたようなスクエアな今回のジムニーも最高だ。Xメンバー補強のラダーフレームはより剛性が増し、ジムニーは現行のR06A型(ロングストローク)、シエラは新開発の1500ccエンジンでパワーアップされ(個人的に今回はシエラが気になる)、走りが楽しみだ。
そして、朗報はハイブリッドが搭載されなかったのが嬉しい。ジムニーはトラブルや後々コストがかさむ余計な電気仕掛けは不要。何よりタフでイージーメンテナンス、トラブルフリーが本命。スズキはよく分かっている。
歴代のジムニーもそうだったけど、どれだけ長く酷使しても、全く値落ちしないリセールバリュー。つまり世界一安い車。おそらく世界でジムニーが唯一だ。恐ろしすぎる。スズキはこれほどただでさえ難しいロングライフで失敗の許されない名車のモデルチェンジを成し遂げた。あっぱれとしか言いようがない。まさに偉大なる小さな巨人。しばらくは注文しても手元に届くまで気長に待つしかなさそうだ。